はじめに
近鉄・JR桜井駅から徒歩約20分。#鳥見山 北麓の #宗像神社。創建は天武天皇(第40代)の #高市皇子(たけちのみこ)が、母 #尼子娘(筑前の宗像徳善の娘)の氏神(宗像三女神)を祀り、鳥見山中に創建したと伝えられます。
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本文
(34.51116252537106, 135.85967907511287)奈良県桜井市外山(とび)818/近鉄・JR線桜井駅より徒歩20分。奈良交通・外山バス停近く。駐車場はありません
御祭神:宗像社:【主祭神】多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)、市寸嶋比売命(いちきしまひめのみこと)、田寸津比売命(たぎつひめのみこと) 若宮社:天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)/春日社:天児屋命(あまのこやねのみこと)、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主神(ふつぬしのみこと)、比売神(ひめがみ)
御由緒には、創建は天武天皇(第40代、大海人皇子)の皇子(長男)の 高市皇子(たけちのみこ)で『母が筑前の宗像徳善の娘の尼子娘で母方の氏神を祀り創建したと伝えられている』と書かれています。
高市皇子は、壬申の乱を父天皇とともに勝ち抜き、皇嗣継承では大津皇子(大田皇女の息子)の失脚(死刑)、草壁皇子(持統天皇・サララ姫の息子)の薨御という激動の中、結局、皇位を継承した皇后・持統天皇の太政大臣として政権中枢で活躍した人で、世知に長けた世渡り上手な人であったように思います。(天武天皇の皇子では舎人皇子も同様)
当社の経緯は御由緒をご覧いただくとして、創建当初『鳥見山(とみさん)山中に鎮座していた』とあります。
それにしても天武天皇。大海人皇子というぐらいで相当に海人族との関係が強い人だったんですね。宗像は北九州と半島を繋ぐ有力海人の血統でした。
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宗像神社の近く、鳥見山の西麓に 等彌神社(とみじんじゃ) が鎮座し、境内から鳥見山山頂の「鳥見の霊畤(れいじ)」にお詣りできます。
宗像神社 境内
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先日紹介したように、南側から眺めると、確かに三輪山は、東西に長い連山の一部(西端)ということがよくわかります。
山系の左(西)側が三輪山。右(東)側が巻向山など。