ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【展覧会 岡本太郎】太陽と会話する孤独な小学生タロウ【大阪 中之島美術館】

はじめに

大阪中之島美術館で開催中の『展覧会 #岡本太郎-本職?人間だ。』を見学。パリ時代から #大阪万博 を経て晩年にいたる作品をまとめて展示。タロウさんは孤独を感じる子ども時代、太陽と会話する少年でした

目次

本文

展覧会 岡本太郎(大阪中之島美術館)7月23日(土)~10月2日(日)

大阪中之島美術館で開催中の『展覧会 岡本太郎-本職?人間だ。』を見学して来ました。

【大阪:2022年7月23日(土)~10月2日(日)/東京(東京美術館):2022年10月18日(火)~12月28日(水)/名古屋(愛知県美術館):2023年1月14日(土)〜2023年3月14日(火)】

展覧会 岡本太郎(ガチャでゲットした太陽の塔

taro2022.jp

展覧会 岡本太郎-本職?人間だ。展示会場の様子

美術館としてはたいへん貴重な措置により、展覧会展示物の写真撮影は私的利用目的に限りOK(静止画のみ。動画・フラッシュ・自撮り撮影は禁止)。

ありがたく、勉強のため、たくさん撮らせてもらいました。

ただし当ブログで紹介する場合、私的利用の範囲を超えますため、タロウさんのアート作品ではない、模型品など(太陽の塔の関係、岡本太郎像)と本テーマに関する書籍の内容に関して紹介させていただきます。

展覧会 岡本太郎 入口パネル 太陽の塔 黒い太陽

当展覧会は、岡本太郎の、パリ時代の初期から、大阪万博太陽の塔)を経て、晩年にいたる作品を、まとめて展示する大規模なものです。

タロウさんのリアル人形

黒い太陽・・・太陽と会話する小学生

太陽をモチーフとした作品が多いタロウさんの偉大なる感性とその起源。

よかったらご一読ください。

冒頭抜粋、文字起こし)太陽は人間の腹だ。このすばらしいエネルギーが、むずむずと、生きている人間の腹の中にあって、そこから精気がもりあがり、たちのぼっている。・・・陽光によって人間は生をうけたに違いない。人間の最初の女性は太陽によって懐胎した。だから陽(ひ)こそ女性にとっては輝かしい男性であり、逆に男性にとっては母胎といえるのだ。女性にとって男、男性にとって女。そしてそれはわれわれにとって絶対的な生命力のすがたである。だから太陽は人間文化のはじめから人格だったのだ。西欧の神話ではアポロという若々しい男性であり、日本では 天照大神 という偉大なる女性。この本質的な想定を、遊牧民族の父権と、農耕文化、母系制社会の神話の違いというような 社会学的な説明だけですませるのは、あまりにも皮相である。子供にとっては、太陽はいつでも生きものだ。それは近しい、ひそかな話相手でもある。少なくとも、小学生時代の私にとってはそうだった・・・学校に上がりたての頃、私は教室に行くのがいやでいやでたまらなかった。一刻でも遅く着くように、毎朝のろのろと街じゅうをいつまでも太陽とにらめっこしながら、話しかけながら歩いたものである。子供の時分から奇妙に孤独で、学校でも他の子供とはほとんど話が通じなかったらしい。この行きかえりの太陽との会話だけが、私の心をひらくのだった。(以下省略)

太陽の塔 模型

太陽の塔 内部 生命の樹 模型

1970年 大阪万博 開会当日の新聞(開物コレクション😁)より

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岡本太郎 ガチャ 犬の植木鉢

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