はじめに
星田妙見宮(小松神社)の2回目。境内に入ると『北斗七星(本命星・元辰星)割出表』の看板。これを見て自分の干支の観音様にお詣り。#妙見信仰 #占星術 #九曜 #トイレの神様
目次
本文
初回記事。
あなたの守護星
※『 』内;星田妙見宮で頒布している『星田妙見宮の信仰と太上神饌鎮宅七十二霊符』より(社務所でお分けいただけます)
本名星(ほんみょうしょう)とは『その年に生まれた人の一生の宿命と寿命をつかさどる星のこと』で変わることはないそうです。『宿命とは身に背負い、生きてゆく課題であります』。
元辰星(がんじょうしょう)とは『本命星の裏星で、一生の間の貧富や栄枯盛衰などの運命をつかさどる星。この星のエネルギーによって運命が切り開かれるのです』
さて、これだけではそれぞれにどのような運勢が割り当てられるのかは不明ですが、これに当年星(とうねんしょう)という一年ごとに交替する各人の当たり星を重ね合わせて、吉凶禍福を占うとのこと。(九曜星:日曜星、月曜星、羅喉星、計都星、水曜星、金曜星、火曜星、土曜星、木曜星)
これが一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星のよく知られる神社暦になるようです。
転法輪と九曜、妙見信仰は密接に関係していると考えており、難しいですが調べ中です。
わかっていることをひとつだけ紹介しますと、七曜以外の、羅喉(らごう)星、計都(けいと、けつ)星は、インド神話(天文学)における日食と月食を司るラーフ神とケートゥ神(巨大な蛇の頭と尻尾)を象徴するもの。
天文学的には、地球からみた太陽軌道(黄道)と月軌道(白道)の交接点のことで、実際の惑星や星をあらわすものではありません。古代インドの天文学の高度さがうかがえる話ですね。
台所の神様(三宝荒神)にトイレの神様(烏枢沙摩明王)。穢れたものを焼き尽くす火の神だそうです。
日本にはいろんな神様がいらっしゃいます。
アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る(全54話完結)
【2020年12月~2021年5月、連載】