ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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【山ノ神遺跡】山麓に点在する辺津磐座のひとつ【三輪山祭祀の原点】

はじめに

三輪山 #狭井神社 周辺には #大神神社 摂社 #磐座神社 に代表される #辺津磐座(群)が点在。#山ノ神遺跡 からは #三輪山の古代酒造 に関連する #土製模造品 の他 #子持勾玉 が出土

目次

本文

山ノ神遺跡への道

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前回紹介した、三輪山の裾、辰五郎大明神から山道を歩いてすぐのところに山ノ神遺跡

(34.53215039619242, 135.8555643287027)/辰五郎大明神(前回記事)から徒歩すぐ

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樹林の中に山ノ神遺跡 磐座

地図で存在は知っていたのですが、付近には当地への道案内などは一切なく、禁足地と思い込んでいたので、まさか、山の辺の道から行けるとは考えもしませんでした。

昨年秋、考古学サークル・ならこふさん(id:narakofu)のブログで、辰五郎大明神から行けることを知りました。

【ならこふ(id:narakofu)さんのブログ(2021年10月8日)】

narakofu.hatenablog.com

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辰五郎大明神への参道手前、左。山道を進みます。

辰五郎大明神の左の山道から進むだけだったのですが、最初、右の山道から入ってしまい、迷いそうになりました。

幸いにも、途中、樹林の中の、しめ縄の鳥居に気がつき、それ以上奥に進まずに済みました。

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①辰五郎大明神 右の山道から進む ②途中樹林の中の鳥居に気がつく(写真中央)

それにしても、この樹林の中に道が続く景色は、昨年秋に紹介した、巻向山のダンノダイラ(イワクラ群)の雰囲気にソックリです。

そこかしこに、忘れ去られたイワクラがある感じがして、目を凝らしていたので、鳥居を見つけることができました。

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山ノ神遺跡 磐座

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山ノ神遺跡 磐座

近づきながら写真を撮影していたのですが、立て看板に撮影禁止と書かれていることに気づき、磐座の写真はここまで。(グーグルマップにはたくさん掲載されていますので、よかったらそちらを参考にしてください。

(マップコード(34.53215039619242, 135.8555643287027)で検索してください。カッコ以外の数値だけをコピペ→検索)

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山の神遺跡周辺

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山ノ神遺跡の出土物

山ノ神遺跡からの出土物(発掘調査/大正七年/4世紀後半(応神天皇期)〜6世紀前半*1古墳時代)は、大神神社の宝物収蔵庫に収蔵されています。

コピペ)山の神遺跡考古遺物の中でも注目されるのが土製模造品*2(坩(つぼ)・匏(ひさご)・堅杵(きね)・堅臼(うす)・案(あん)・柄杓(ひしゃく))で、これらの品々は酒造りに関わるものと推測されています。つまり三輪山の神に神酒を供え、また造酒の神徳にちなんで、それらの道具を土製模造品でつくり、献げられたものとされています。

oomiwa.or.jp

この他にも滑石製の 子持勾玉、勾玉(碧玉、水晶)、小型の素文鏡、有孔円板、剣形鉄製品、管玉・臼玉などが出土しています。

三種の神器の要素が揃っている点も興味深いですね。あるいは十種神宝*3の要素かも知れません。

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子持勾玉守(大神神社 授与品)

文化遺産オンライン要約)子持勾玉は勾玉の背・腹・側部に背中合わせの子勾玉を1~4個付加したもの。大型の勾玉周囲に小さな勾玉を付けた形状をなすが、何を形象したかが明らかでない。出土例は全国で300例以上ありますが、単独出土が多く、時期・地域的な変化も大きいため、謎の多い古墳時代(5世紀中ごろから6世紀前半)の祭祀具とされています

一節には、勾玉に舟がミックスした形象という考え方もあります。

ヒスイの古代史の考察を通して、個人的には 魂が異界から戻る(現世に転生する)舟、そして、胎児を表している と考えています。

大神神社の授与品には『三輪山麓の聖地から出土した子持勾玉を模して・・・』『・・・その形から玉(魂)が玉(魂)を生み増やすという不思議な力が秘められた古代の祭祀具です』との説明書がありました。

【巻向山麓野見宿禰の塚跡から出土した子持勾玉】

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*1:参考:唐古・鍵は紀元前200年ごろ~西暦200年ごろ、纏向は西暦200年ごろ~400年ごろ

*2:ミニチュア

*3:https://www.zero-position.com/archive/category/%E5%8D%81%E7%A8%AE%E7%A5%9E%E5%AE%9D