大阪府高槻市の #阿武山古墳(茨木市との境)の墓室から遺体とともに出土した #大織物(だいしょっかん)のCG復元に関連するワクワクする新研究が発表されました(帝塚山大学、牟田口章人客員教授)
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【新研究】大織冠のCG復元
冒頭リンク先記事にある通り、大織冠とは最高冠位をあらわし、日本の歴史上、藤原鎌足公にしか贈呈されていないとされる貴重なものです。
日本書紀には「鎌足公は死の前日に天智天皇から藤原の姓と大織冠を贈られた」と書かれています。
鎌足公の没年の西暦669年…飛鳥時代のお話ですが、後の平安貴族として隆盛を極めた藤原氏は、この時に始まりました。
詳しくは冒頭のリンクを読んでいただくとして、
阿武山古墳が鎌足公の中である可能性がますます高まるお話を見つけました。
今回の新研究ではないですが記事中に「(落馬して下半身不随となった鎌足公が)薬としてヒ素を服用していた」と紹介されていますね。
千四百年の時間にも関わらず、
阿武山古墳の遺体はミイラ化していて、戦前の発見時にレントゲン写真が撮影されたぐらい保存状態が良かったのです。
ヒ素は猛毒ですが、遺体の防腐効果があり、この話を読んで納得しました。
排水溝のあるしっかりした墓のつくりが関係しているのかな?と軽く考えていましたが、そういう姿勢は古代史考察では油断😅
すべてのモノ・コトに注意深く、キチンと調べておくべきでした。反省!
さらに阿武山古墳が藤原鎌足公の墓である可能性が高まりましたね。
個人的には ほぼ確 です。
明日から例年の長期出張の準備で今日は記事を書く予定はありませんでしたが、
急きょアップした次第。
そうそう!
今回の新研究にともなう牟田口章人客員教授の公開セミナーが東生駒の帝塚山大学キャンパスで行われるとのこと(11月2日。定員80人。申し込みは同大ホームページから)
残念ながら、私は行けませんので、どなたか代わりに行って来てください😀
「公開講座「奈良学への招待ⅩⅩⅢ 藤原鎌足の大織冠に迫る」は11月2日午前10時半、奈良市帝塚山7の帝塚山大東生駒キャンパス。申し込みは同大サイトから。定員80人。」