ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【防災の日】にちなんで【京都大学阿武山地震観測所】見学ツアー【阿武山古墳】

今日は #防災の日。先日参加した #京都大学阿武山地震観測所 見学ツアー(要事前予約、無料)。地震学の歴史や地震のことなどを学んで来ました。10月13〜14日の特別イベント情報。#阿武山古墳(#藤原鎌足 公墓) 発見話も面白かったです

目次

本文

阿武山地震防災サイエンスミュージアム(京大阿武山地震観測所)

(34.8620567, 135.5697837)/大阪府高槻市奈佐原944/①JR摂津富田駅高槻市営バス<公団阿武山・日赤病院><大阪医科薬科大学>行きで「消防署前」下車。徒歩約30分(約2キロ、坂道)/駐車場あり(見学会の時以外は一般の立ち入りはできない)

【毎週土日の見学会は下記サイトより要予約】

www.npo-abuyama.org

阿武山中腹の建物が京大地震観測所の観測棟。安威川は阿武山麓を流れ来る

阿武山地震観測所ゲート(見学会の日以外は一般車両は進入できない)

現在も京大の地震観測所ネットワークのひとつとして観測を継続していますが、1930年(昭和5年)開設以来のセンター的な機能は宇治に移っています。

京大阿武山地震観測所(阿武山地震防災サイエンスミュージアム

見学は、地震防災サイエンスミュージアムNPO法人)のボランティアスタッフの方たちが主催し案内してくださいます。

昭和初期の機能的でモダンな建築様式も魅力。

京大阿武山地震観測所

観測所内見学ツアー(阿武山古墳 発見秘話)

見学ツアーは10時〜12時。約40分の地震セミナー(地震学の基礎、歴史、観測所の説明、CGによる大阪平野のアースダイビングツアー)のほか、施設内見学、屋上からの大阪平野展望(晴天のみ)が主な内容です。

お願いすれば、観測所施設から徒歩一分の阿武山古墳も見学させてもらえます(当日7名中6名がお願い👍)

模型を使った断層のでき方と用語解説

地震セミナー。P波(タテ波)とS波(ヨコ波)

地震セミナー。初期微動を利用した震源地の特定方法

見学者のほとんどが阿武山古墳藤原鎌足公墓と推定される)とその発見時のお話に興味津々😀

地震セミナー。観測機器の設置で阿武山古墳を発見した志田初代所長

鎌足公と思われる遺体発見後の経緯と埋め戻された理由

志田所長は(秘かに)レントゲン写真を撮っていた。長い間、所内に保管されていた。

遺体の保存状況など気になりますが、昭和初期当時の考古学者であれば、志田教授のように、レントゲン写真を撮る発想は無かったかも知れません。

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さて、見学ツアーに戻りましょう。

中央の背の高い観測棟の中には、地球の自転を見える化するフーコーの振り子

地球の自転力により周期11秒でユ〜ラユラク〜ルクルと勝手に回っています。

中央の観測棟に設置されたフーコーの振り子

映画「プリンセストヨトミ」のロケで、主演の綾瀬はるかさんが座ったという椅子😀

観測棟前のテラスから大阪平野を一望しました。

動画(X)は前回の記事内で見ることができます。

阿武山から大阪平野を一望

【前回の記事】

www.zero-position.com

秋の特別イベントのお知らせ

2024年10月13日(日)〜14日(祝)は、秋のイベントとして予約不要のフリー見学体験会が行われます。

JR高槻駅摂津富田駅から、無料送迎バスも出ますので、近隣で興味のある方は参考にしてください。

観測所施設内から徒歩一分で、阿武山古墳も見学できます!

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