ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【春日若宮おん祭り】12月15日、始まりの大宿所祭。祭りの準備(Ⅰ)

奈良市内、ならまち #餅飯殿商店街 の中の #春日大社大宿所。12月15〜18日の #春日若宮おん祭り 皮切りとなる大宿所祭の準備の様子。境内では渡り行列で使う装束や祭具の展示の他、御湯立の式の準備が進められていました

目次

本文

春日若宮おん祭り

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春日大社の若宮(天押雲根命)の例祭。

平安時代後期から九百年も続き、大和の国の一年の締めくくり、毎年12月15日の大宿所祭を皮切りに、18日までのスケジュールで斎行されています。

春日大社大宿所(おおしゅくしょ)

奈良市餅飯殿町50−1/近鉄奈良駅から徒歩10分。JR奈良駅から徒歩16分/商店街の中のため車では行けません

春日大社大宿所(餅飯殿商店街の中)

大宿所は祭り(神事)に参加する大和士(やまとざむらい)が精進潔斎した所だったそうです。

春日大社御宿所

お渡り行列で使う装束や祭具の展示

訪問した15日は、御宿所祭当日で、おん祭りのお渡り行列に使用する装束や祭具などが展示されていました。

春日大社御宿所

デカいです😮

若宮おん祭りのお渡り行列で使用する祭具

新巻鮭、鯛、山鳥の奉納物。

建物の中。

お渡り行列で使う装束や祭具の展示

御湯立の式(準備)

御湯立(みゆたて)とは、煮えたぎった釜のお湯を、巫女さんが樹の枝葉に付けて、参拝者にブワッブワ〜ッと湯気を立てながら撒き散らす儀式で、湯神楽とも言います。

こちらの御湯立では熊笹を使うそうです。

訪問時、釜番のおじさんがお湯をたぎらせていました。

冬の寒い日、燃える火をそばで見つめていると、温かくなります。

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大宿所では参拝者にのっぺ汁がふるまわれていました。

口の中を少々ヤケドしながら、アツアツをいただいて帰りました。