ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください


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国石 ヒスイの古代史(翡翠)(8)ヒスイ勾玉 衰退と消滅そして忘却の謎 ★★ 物部さん考(14)

前回記事

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なぜヒスイは千三百年もの間、忘れ去られていた?

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弥生の宝石箱 一級品の輝き(唐古・鍵考古学ミュージアム

日本では、奈良時代中期を最後に、文学者・田中御風さんの推理でヒスイ峡が再発見された昭和初期まで、糸魚川で原石が採れることすら 忘れ去られて いた。

糸魚川ヌナカワヒメ伝説は残っていたが、ヒスイ産地であることは伝承も残っていなかった。

これは異常な状況だと思う。

結論からいうと 組織的に隠ぺいされた からだと考えている。

縄文時代(七千年前)から奈良中期(千三百年前)まで、約六千年続いた歴史が、ふつう、伝承もなしに忘れ去られるだろうか。

何かの強い意図をもって隠ぺいされない限り、そんなことが起きるとは、とても考えられない。

そのあたりを考えるため、糸魚川ヒスイの歴史をざっくり書きだした(■▲は開物加筆)

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ヒスイ年表(■▲は開物加筆)

雰囲気BGMにどうぞ(初期音量にご注意)

シャレード(1963)オードリー・ヘップバーン主演。ヘンリー・マンシーニ作曲、ジョニー・マーサー作詞)

ヒスイ漬物石をキーパーツに推理サスペンスを構想したが、あまりにベタで断念 ミュージックだけ

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ヒスイが「隠ぺい」された理由 ★★

古代妄想レベル:★★★=MAX ★★=MEDIUM ★=MIN or A LITTLE

ヒスイの古代史を追い、縄文時代までさかのぼり、弥生・古墳時代のヒスイ勾玉まできたが、グルッと巡って物部氏の話になるのは、はじめから計算していたわけではない。笑

本来なら「ヒスイ勾玉の誕生」が先だが、終わりからの方が、当ブログ・物部さん考シリーズの流れで書きやすい。

物部氏(宗家)の滅亡で、副葬品としてのヒスイ勾玉は一気に衰え、大化の薄葬令で、生産も含めて 禁止された のではなかろうかと考えている。

物部氏前方後円墳の「事業」を通して生産力と財力を集中、当時列島のクニ全域に影響を及ぼし(前方後円墳の広がり)、その権威はヤマト王権を凌駕するほどに膨張した・・・そのシンボルのひとつがヒスイ勾玉だったということ。

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この妄想を前提にすると、ヒスイ勾玉と物部氏には「ある特別で重要な関係」が推理される。

実はそれが物部氏(宗家)が徹底的に滅ぼされ、ヒスイが隠ぺいされた理由ではないかと考えている

(続きます。次回はMAX★★★)

シャレード。ざっくりあらすじ(Wikiより。加筆)

富豪の夫チャールズの妻レジーナ。一人旅からパリの自宅に戻ると、家財道具がなくなり夫は姿を消していた。司法警察のグランピエール警部が現れ、夫の死を告げる。警部によればチャールズは財産を競売にかけ、代金25万ドルを持って列車に乗ったが何者かに突き落とされたという。警察署で夫の遺品(小さなバッグに手帳、櫛、万年筆、レジーナに宛てた未投函の手紙、偽名のパスポート4通)を受け取り、レジーナは警察署を後にする。遺産らしきものはなく混乱する彼女。遺品に隠された謎。そして夫の遺産を狙う謎の一味がレジーナに迫る。果たして25万ドルの行方は!?