はじめに
奈良県御所市・国道309号線で #水越峠 方面。#葛木水分神社 は峠より約1キロ手前の旧国道に曲がってすぐ水越川の源流域に鎮座。大和の四水分神社(吉野,宇陀,都祁,葛木)のひとつ。田畑の灌漑、水にちなんだ農業神を祀る #天水分神 #国水分神
目次
本文
(34.44045113612001, 135.69804351795452)旧国道309号線は祈りの滝で通行止め。
御祭神:天水分神(あまのみくまりのかみ)、国水分神(くにのみくまりのかみ)
案内板(由緒)延喜式内社。・・・大和国には、古くから、吉野(よしの)、宇陀(うだ)、都祁(つげ)、葛木(かつらぎ)の四水分社があり、本社はその一つ。御祭神は 田畑の灌漑をつかさどる水にちなんだ農業神 であり、尊信も篤く、貞観元年(859年)正月二十七日に正五位下に叙せられています。・・・境内社には(かつて)春日神社、八幡神社、天満神社、三十八神社、御霊神社、市杵島神社、出雲神社がありました。
貞観年間は、清和天皇(第56代)、陽性天皇(第57代)の御世(平安時代初期)で、干ばつや地震、疫病が相次ぎ、京都の祇園祭が始まった時代 です。
大和国の四水分神社は、水不足に悩まされた貞観年間に設定されたものと考えられます。
葛木水分神社は、貞観年間よりも古い時代から鎮座していたたいへん古い神社。御祭神(名)から考えて、古くからの国津神(出雲系)に、天津神(物部系)の祭祀が乗っかった様子が窺えます。
葛木水分神社 境内と御本殿
葛木水分神社 水の流れ
#葛木水分神社 神社からの水の流れ 御所市関屋 pic.twitter.com/899CQ64XYi
— 開物発事 (@Kai_Hatu) 2021年8月9日
アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る(全54話完結)
【2020年12月~2021年5月、連載完結】