はじめに
葛城の大鴨(大鳥)を見晴るかす麓の多田地区の氏神さん #多太神社。御所市史で御祭神は #太田々根子命(#オオタタネコ ノミコト。三輪氏と賀茂氏の祖)と紹介。小さな境内に古木があちこちに。古代史の謎に迫る重要な古社であるように思います
目次
本文
多太神社(おおた・おいだじんじゃ)の御祭神
先日紹介した、葛城の大鳥(大鴨)を見晴るかす長柄神社(御所市名柄、ながら)より南東に徒歩10分のところ、多田(おいだ)に鎮座。
(34.43769042538956, 135.71964160929775)奈良県御所市多田(おいだ)304/隣接する多田公民館に一台程度の駐車スペース/長柄神社(御所市名柄、ながら)より南東に徒歩10分
御祭神:太田々根子命(オオタタネコノミコト)(御所市HP(御所市史)コピペ;『延喜式神名帳』に多太神社とあるのが本社であるとされている。『大和志料』は姓氏録を引いて、下鴨神社を創始した大賀茂津美が、その祖父太田々根子命を祀ったものであろうとしている。姓氏録には賀茂朝臣と大神朝臣と同祖である。大国主神の後、太田々禰古命の孫である大賀茂都美命が賀茂神社を奉斎したとしている。)
オオタタネコは、三輪山を奉斎する大神神社・三輪氏、大神氏、大三輪氏(大神朝臣)の祖とされます。また御所市資料にも紹介されている通り、京都の鴨氏(賀茂朝臣)の祖ともされている、古代史の重要人物です。いずれにしても出雲の血統です。
多太神社 境内
この社に興味を持ったのは、長柄神社とともに『葛城の大鴨』を見晴るかす葛城の重要地と考えるところに鎮座していることによりますが、驚いたのは小さな境内であるにもかかわらず社叢の中の樹々の古さ。どれが御神木かわかりません。
鳥居のそばと境内に入ってすぐの大きな古木は、葛城一言主神社や鴨都波神社(葛城の下鴨社)で見たものと同じムクロジ(無患子)ではないかと思います。
(いつもエラソーに紹介しているのは案内板があるからですが、そんなものもなく自信がありません。笑。間違っていればご指摘お願いします。)
狛犬さんがすごくいい顔してます。続きます(多太神社境内(イチョウの大木)とオオタタネコ)。