はじめに
奈良大阪の県境・金剛山への御所側の登山起点のひとつ。#高天彦神社 は背後の #白雲峯 が御神体。御祭神・高皇産霊神からか、高所にある平地という意味から #高天 となったのか #高天原 の伝承。御本殿横に #土蜘蛛 の石造物
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高天彦神社(たかまひこじんじゃ)
(34.418240039646875, 135.69591827147357)奈良県御所市北窪158。近鉄・JR御所駅から車で約20分。
御祭神(主祭神):高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)、菅原道真公
由緒)太古から神々の住み給うところと伝えられる「高天原(たかまがはら)」もこの高天(たかま)の台地である。本社の背後には美しい円錐状の御神体山(白雲峯)がそびえているが、社殿ができる以前は、この御神体山の聖林に御祭神を鎮め祀っていた。御祭神・高皇産霊神は造化三神の一神でああり、最初に出現した神で万物の生成・育成の神とされる。神名の「ムス」は「苔が生す(むす)」などの「むす」で「生成する」の意である。金剛山の東山麓に鎮座し、式内高天彦神社に比定されている。延喜の制では最高の名神大社に列せられ、月次・相嘗・新嘗の祭りには案上官幣に預かってきた古社である。
高天彦神社 境内
高天彦神社 境内社 土蜘蛛の石造物
御本殿の向かって左側、菅原社・春日社の奥に 土蜘蛛の石造物。案内が掲示されていましたが、残念ながら雨などで濡れて判読不能。
当社の前の参道を抜けて細い道を進んだ奥の茂みの中に「蜘蛛窟」の碑があるとのことで、朝廷に滅ぼされた人々の住み処としての伝承があり、それとの関係があるようです。(蜘蛛窟碑のある所までは柵があり行けませんでした。)
葛城一言主神社の蜘蛛塚も含めて考えると、金剛-葛城山系の麓には、古い時代より縄文血統の人々が住んでいたものと考えられます。