はじめに
遠野 附馬牛町に六社ある駒形社のうちの一 #荒川駒形神社 割拝殿に駒形、馬が描かれた絵馬、手綱など多数の奉納物。馬産の歴史を静かに物語ります。御本殿に #コンセイサマ も
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元駒形神社の翌日に、あらためてお詣り。
(39.41941044004205, 141.5498541550004)/岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛14地割/元駒形神社からすぐ。遠野駅から車で約25分
御由緒)馬の守護神で通称「荒川のお駒さま」といわれた。昔この地は小国、宮古方面への通路で交通量も多かったが、この神社の前を通るときは、乗馬者は必ず下馬して礼拝して通ったといわれる。阿曽沼(あそぬま)氏*1時代に馬の神として、蒼前(そうぜん)駒形明神 を祭ったのが始まりといわれる*2。伝説によれば、東禅寺の無尽和尚が祈願したところ、早池峰山の神霊が白馬に乗って現われた。無尽和尚がそのお姿を書き写そうとしたが、写し終わらないうちに消え去り、白馬の片耳を写しかねてしまった。この片耳の欠けたままの馬の絵を東方に祭ったのが、この駒形神社であるという。また、阿曽沼氏の牧場があった頃、ここに年老いた白馬がいて、ここを他の馬が通りかかると、戦いをいどんで追い返して通さなかったので、この白馬を祭神の化身といったとも伝えられている。附馬牛町には、このほかに大出早池峰神社境内、小出地区、桑原地区、荒屋地区、和野地区に駒形神社があるが、これは往事の馬産の隆昌と馬産信仰との関係を物語る ものである。遠野市
奉納された多くの鳥居。祈りの数ほどに鳥居が多くなるのは、お稲荷さん(千本鳥居)の様式を取り入れたのでしょうか。
荒川駒形神社 駒形や奉納絵馬
荒川駒形神社 御本殿
御本殿に奉納の宝剣を張っているのを見たのは、遠野では伊豆神社(郷町来内)につづいて2社目。
御本殿の格子の間から失礼して。。。元駒形神社と同じくコンセイサマが鎮座しています(理由の考察は元駒形神社の記事をご覧ください。)
奉納された手綱でしょうか。馬とともに生活し、大切にしてきた想いが溢れています。
参拝が終わるころ、朝の日がようやく差しこんできました。