大神神社の「久すり道」に向かうのとは逆、左に下る道を進むと下の鳥居前に出る。
大神神社(おおみわじんじゃ、奈良県桜井市)の「久すり道」あたりは、辺津(へつ)の磐座一帯で、出雲の主な神様が鎮座する神社がいくつかある。
そのうちのひとつ。
智恵の大神、学業の守護神、久延毘古命(くえびこのみこと)を御祭神とする久延彦神社(くえびこじんじゃ)。
「久すり道」を上がって、途中の看板で久延彦神社に向かうと、石段の上の本殿に直接アプローチできる。
本殿近くの休憩所に貼ってあったポスター。わかりやすい名言集。初心をどこかに置いてきたおじさんの心にしみる。
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海の向こうからやってきた少名毘古那神(すくなびこなのかみ)の正体を大国主に教える人物として。
久延毘古自身の正体が「山田のソホド」であると言及するところ。
山田のソホドとは「かかし」のことである。
田(農業)の神で一本足。
この話が久延彦神社の説明板の内容に繋がる。
「どこへも足を運ばなくても世の中のことを全て知っている神様」である。
不思議で謎な神様だが、出雲国の知恵袋的な存在というところ。
世界共通でかかしは智恵(Brain)のイメージなのだろうか(オズの魔法使い・カカシ男の登場)
if i only had a brain - The Wizard of Oz(1939)
ついでに。仔犬のトトの様子が可笑しい(ブリキ男の登場)