(開物)さぁて、大阪七福神巡りも最終。残るは弁天さまの道頓堀・法案寺さんだけ。まずは手を浄めてと
(シンタロウ)おっ?よう来たな、おっさん。よっこいしょっと。(開)な、なにっ?
(シン)ちょっと待っててや、今準備中。トギトギペロペロ(開)えっ? 何の?
(シン)ほら、なでてみ?(開)こ、こう? (シン)もうちょいおなか。(開)これでは? (シン)お前うまいな、気持ちええで。・・・どこ行くねん?
(開)あのチョット一休みしてよいですか? (シン)ちょっとだけな。オレ、日なたイヤやねん(シッポの位置に注目)(シン)・・・まだか? 待ったってるんやで(小首で語る)
と、御朱印を待つ間、なで続けること5分。(順番待ちで時間がかかる)
ノドが渇いたのか、いったん寺務所の中に玄関から入って行く。
御朱印を受け取ろうと待っていたら。
いきなり寺事所の窓から、並んでいたロウソクを踏み越えて膳台に
お尻を向けて座るシンタロウ。笑
(シン)ご苦労さん。縁起物でも買って帰るか? オレは招き猫やから持って帰ったらアカンで(シッポと背中で語る)
「いやまた今度にします」
(シン)シケとんなぁ。今度お参りする時は、お賽銭以外に持ってくるんやで。ほなさいなら。
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シンタロウは二年前にお寺にやって来たノラちゃん。
ご住職がゴハンをあげたら居ついたそうな。
寺務所に自由に出入りしている。
0616追記 地域ネコ
しんたろう君の耳先カットは地域ネコの証。オスは右、メスは左。
大阪ミナミは繁華街。都会で行き先を失ったネコたちはお寺や神社に居付き、優しいご住職や神主さんのおられる寺社で、地域やボランティアの方たちの支援で「地域ネコ」になります。
ペットブームの影の部分を、こうして支える方々がいます。
しんたろう君のなつき方は元家ネコの可能性もありますが、きちんと去勢手術も施されているからではないでしょうか。