平安京への遷都を提唱し、新しい都市建設を実際に進めた和気清麻呂(清麿、わけのきよまろ、733-799)が、奈良の仏教を嫌い、山岳高地での修行の道場として京都・高雄に開山したのが高雄山寺。
高雄山寺に清麻呂の墓がまつられた後、和気真綱(わけのまつな)らが、父の遺志を継いで、弘法大師(空海)や伝法大師(最澄)を招き、新しい仏教を試みる中で、神護寺(じんごじ)として整え、再スタートさせた(824)。
今、京都・高尾の大伽藍は、紅葉で一番人気の寺だ。
前回の周山・常照皇寺に続き、
高雄・神護寺の紅葉。
なお二つの寺は、京都市北西部、北山杉が美しい周山街道(国道162号)でつながっている。
紅葉の神護寺
早朝、ふもとの高雄の旅館街から神護寺に。長い石段を上がって行く。
文字通り、早起きは三文(山門)の得。(´▽`)
この時間だけの美しい景色を観ることができた。
大きな境内。
下山時の景色。
直線美の北山杉。
以下の二枚は大原にて
八十を越えた広島の義理の母がお参りできるかどうか、早朝、下見で、三百五十の石段を楼門まで上がり、宿に帰って「無理」と話し、八瀬(やせ)、大原まで移動しようか相談していた。
宿(高雄観光ホテル)の女将さんに言うと、高齢者同伴のお参りなら、地元の人が使える車両通行路を、旅館の車(許可車輛)で上がらせていただけるとのことでお言葉に甘えさせていただいた。帰りは徒歩約三十分になったが、日ごろウォーキングしている母は元気よく下山した。
*****
御蔭神社は八瀬にある。(この後、八瀬に寄ったが、外国人も多く大混雑。紅葉の名刹・瑠璃光院は数百メートル以上の行列で断念)