ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【八井神社(八幡神社)】畝傍山の北麓 カムヤイミミの御墓と伝承される社

はじめに

大和三山の一 #畝傍山 北麓に鎮座する八井神社(八幡神社)。神武天皇の皇子で第二代綏靖天皇(カムヌナカワミミ)の兄、#カムヤイミミ(#神八井耳)の御墓と伝承されています。#陽石

目次

本文

カムヤイミミ(神八井耳)の御墓と伝承される八井神社(八幡神社

先日紹介した東大谷日女命神社の境内に掲示されていた周辺地図に書かれていた「八幡神社(八井神社)」に参拝。

(34.49554815239971, 135.78274221431326)奈良県橿原市山本町152畝傍山の北山麓。山本大師(惠泉寺)大師堂〇(地図中の太子堂×)から徒歩5分

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大和三山 畝傍山北側(過去記事日付)

御祭神:不明。しかし、上記地図参考→カムヤイミミ(神八井耳)の御墓伝承地

初代神武天皇(イワレヒコ)の皇子は、弟の第二代綏靖天皇(カムヌナカワミミ、神沼川耳)と、兄のカムヤイミミ(神八井耳)兄弟。

第二代の皇位継承でタギシミミ(手研耳)が簒奪をたくらみ反乱を起こしたが兄弟に討たれた。ただその際、兄・神八井耳は手足が震えて矢を射ることができず、かわりに弟・神沼川耳が射てタギシミミを討った・・・兄はこれを恥として弟に皇位を譲り、自身は神祇を掌ることとしたのち、綏靖天皇4年に薨去

兄の神八井耳の御墓の伝承地の社で、近くに御父上の神武天皇、弟の綏靖天皇の御陵墓(いずれも宮内庁管轄)があります。

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八井やい神社(八幡はちまん神社)

八井神社(八幡神社)境内

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八井神社(八幡神社)拝殿

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八井神社(八幡神社)拝殿内 神輿と絵馬

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八井神社(八幡神社)拝殿

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八井神社(八幡神社)御本殿

八井神社(八幡神社)境内の陽石

拝殿と御本殿の間の斜面平地に 陽石

このようなシンボル祭祀は、縄文時代の男女一対の信仰・石棒(陽石)や丸石(陰石)を継承したもので、アラハバキ的(出雲弥生ではサイノカミ的)と考えています。念のため対応する女性の陰石(おおむね丸石、窪みのある石)を探しましたが、見当たりませんでした。

いずれにしても、立派な陽石のカタチは、男性神、、、つまり伝承どおり、カムヤイミミ(神八井耳)を祀ったと考える参考になる遺物です。

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八井神社(八幡神社)境内の陽石

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八井神社(八幡神社)境内の陽石

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八井神社(八幡神社

境内にて。夏の終わりのモミジ。緑がますます濃いですね。

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