ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

夏の朝の光に輝く大和二上山のふもと、葛城の古社

5年ぶりに #大和二上山 の麓 #葛木倭文坐天羽雷命神社(かつらぎ・しとりにいます・あまのはいかづちのみこと・じんじゃ)に参拝。私が #アラハバキ信仰 に興味を持つキッカケとなった古社。境内は夏の早朝の光を浴びて輝いていました

目次

本文

葛木倭文坐天羽雷命神社

近鉄南大阪線から二上山方向に歩いて5分。加守の交差点から

34.5308692, 135.6887068/奈良県葛城市加守1045/近鉄南大阪線・二上神社口駅から徒歩で約10分(二上山への登山道の入り口にもなっています。登山者用の駐車場が近くにあります。)

www.zero-position.com

「かつらぎ・しとりにいます・あまのはいかづちのみこと・じんじゃ」。

もう5年前の夏になるのですが、大和二上山の麓、二上神社・倭文神社・加守神社が合祀された古社に参拝。

ここと宮城県多賀城市の荒脛巾神社(あらはばきじんじゃ)の共通点を考えたことがキッカケとなって、

アラハバキ解・汎日本古代信仰の謎に迫る」を書き始めました(全54話)

ありがたいことに今でも読まれる件数が伸びており、先月にはプレビュー数が40万を超えました。

葛木倭文坐天羽雷命神社(二上神社・倭文神社・加守神社)

全国に散らばる蟹守(かにもり)と倭文(しとり)の信仰はここから始まったのではないか、後背の二上山をイメージさせる男女二神の信仰をベースとした古代の「アラハバキ信仰」の謎解きにつながるのではないか、と考えました。(加守は蟹守に由来)

今回もあらためて古代史妄想の考察に参拝したのですが、そのあたりは次回以降として😀。

神社は東の大和盆地に向いており、早朝の境内や拝殿には朝の明るい光が射し込んでいました。

今回はその美しい景色をおすそ分けします。

古社の朝の光

拝殿の白壁に樹々の陰が映り込みます

早朝にもかかわらず、拝殿内には蚊取り線香の香り。

神職さんが朝から祈祷をされていたのでしょう。

い草の円座がトグロを巻いた白蛇さんに見えます😀

い草の円座

当ブログで何度も紹介した蟹守(かにもり)の紋もキラキラ。

蟹守の紋(牡丹の花弁)

*****

神社の近くの池。カッパが出そうな雰囲気。

特に加工もしてないのに空の青さが異様に見えます😅

近くのお稲荷の祠の狛犬さん。

揺れ動く光で表情が動いて見えます。

クモの巣も虹色に光っています。

この季節、田んぼの稲も、夏の強い光を浴びて、ぐんぐんと青い草を伸ばします。

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