先日、三光神社(大阪市天王寺区)を訪れた時、茅の輪(ちのわ)を造っておられるところだった。
茅の輪とは、夏越の祓え(なごしのはらえ)で神社の鳥居に設置されるワッカ。
茅の輪くぐりはこれからの季節、全国の神社で行われ、くぐって残り半年を無病息災で過ごすことを願う。
三光さんの場合、六月一日から七日間、中風除(ちゅうぶうよけ)の独特の神事として行われるが、健康な人がくぐっても大丈夫。無病息災を祈ることになる。神様は融通が利く。
中風とは、簡単に言えば脳卒中の後遺症のこと。
茅の輪は葦(あし)で編む。(稲ワラも見かけるが茅の輪と言うのかどうか知らない)
三光さんは大阪・淀川の水辺の青々とした葦を使っておられるそうだ。
神社と葦。切っても切れない縁だ。
今日は初夏の風物詩の話なので妄想は止めておこう笑。
神社に鳥居や社がなかったはるか古代、「そこ」にあったのはイワクラと茅の輪だけだったのかも知れない。
生玉と足玉。足玉は葦玉でもある。