前回(入林は単独行動を避け、現地で届け出が必要です)
BGMにどうぞ(初期音量設定にご注意)朝倉さや
晩秋の森の彩り
かつて山番と木地師の集落だった灰野谷の灰野神社
木地師とは木工を生業とした人々のこと。集落に社が設けられた。
最盛期には「旅人相手の宿があった」と書いてある。「こんな山深い所に」というのは車が通る道に慣れた現代人の感覚。
芦生は若狭湾(小浜)と京都を繋ぐ直線上にあり、塩や酢でしめた(保存した)鯖(さば)を最速・最短で運ぶ山越えルートだったのだろう。都に、誰よりも早く、新鮮な商品を運んだ者が利益を得る。
古代の山道「やちまた」が、平安京の興隆とともに発展した姿が鯖の道と妄想(やちまた、記事末に過去記事リンク)
岩に根を張る樹
水は谷を下り、川になる
岩と苔のアート
生きていた証
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まもなく雪に閉ざされる。春になったらまた来ようと思う。
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