ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

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【化粧川・化粧壺】伊勢斎宮の名のお山 化粧という言霊の故郷 装いの秋景色【大和川 源流域】

まとめ

三輪山奥座敷というんでしょうか。#笠山荒神社 から東は #泊瀬川 流域で大和川の源流域。伊勢斎宮の名がついた #斎宮山 一帯。#豊鍬入姫 がお化粧をし、#大来皇女(#大伯皇女)の #野宮 が営まれたという #化粧川 #化粧壺に行ってきました

目次

本文

笠山荒神社から東の方に県道を進むと、修理枝(しゅりえだ)、小夫(おおぶ)といった字(あざ)があり、この一帯は泊瀬川(はせがわ、はつせがわ)の流域です。

泊瀬川は三輪山の南で「大和川」の名に変えますので、このあたりは大和川の源流域ということになります。

今日は、泊瀬川に合流する化粧川と化粧壺を、秋の装いの景色とともに紹介します。

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小夫(おおぶ)の天神社・斎宮山周辺 史跡案内板(小夫天神社参詣道)

大和・高原エリア 斎宮山一帯 秋景色

本日のルートは「近鉄桜井駅→三輪山北部から県道→(標高4~500m)→笠山荒神社→小夫、修理枝(化粧壺)」。案内板では左上の方からやってきました。

なお帰りは、泊瀬川沿いの県道を下り、長谷寺の前を通って桜井駅に戻ります。

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朝陽の三輪山。ここから県道を笠山荒神社までのぼります

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笠山荒神社(竹林寺)あたり

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修理枝あたり

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修理枝あたり

修理枝から、化粧川・化粧壺に歩いてゆきました。

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修理枝の栗の木

道ばたにイガから転がり出たクリがコロコロと転がっています。車にふまれたものも(もったいない)

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修理枝の集落を抜けると、緑の濃い山道にキノコがたくさん生えていました。

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化粧壺あたり

化粧川・化粧壺

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化粧川・化粧壺

近くの立て札・文字起こし)大字・修理枝に字・化粧川あり、修理枝川の上流にあって、古は田地なくして広々とした天然地磐岩で、凹んだ溜りあり、実に清浄なる所で、年経ると共に田地が延びて川幅狭くなり、化粧壷という岩のみ現われる。この水源は小夫山中より流れ出て、修理枝を経て小夫と笠との境を通じて大和川(泊瀬川)に合流する。上古、天照皇大神宮に奉仕された、豊鍬入姫命の御化粧ありし所、又大来皇女命御禊の旧跡と伝える

斎宮山の麓の小夫天神社には、時期は不明ですが、化粧壺御禊儀式歌として

「夜もすがら かよい給ひし あさちはら*1 化粧の壺にて みそぎたまひし」 の他、五首が残されているそうです(桜井市HP)

お化粧という言霊(ことだま)の故郷かも知れません。

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化粧壺に流れ込む水 温泉成分か金気(かねけ、鉄分)が多そうに見えます

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斉宮山は、斎王のヒメミコ(皇女、姫巫女、姫御子)が伊勢に行く前にこもった禊(みそぎ)の仮の宮「野宮」だったのでしょう。

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立て札に紹介されている大来皇女(おおくのひめみこ、大伯皇女)は、悲劇の皇子・大津皇子のお姉さんですね。

お母さんを早くに亡くし、姉弟仲がよく、大津皇子が(おしのびで)伊勢のお姉さんに逢いに行った時の、皇女の万葉歌も残されています。

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*1:浅茅原。神浅茅原(かむあさぢはら)とも。始まりの元伊勢、倭笠縫邑(やまとかさぬいむら)とセットになった地名