京都 #上賀茂 ウォーキング。古代 #賀茂族 のはじまりの社 #大田神社 から #社家町 を #明神川 に沿って歩き #上賀茂神社 へ。近畿の梅雨入り直前の晴天で蒸し暑かったですが、境内の水音に涼みました。#神山 #賀茂なす #ヤタガラス
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濃い緑が美しい大田神社
京阪電車・出町柳駅からバス(4号系統、上賀茂小学校バス停下車)で約20分。
ここが上賀茂ウオーキングのスタート地点の 太田神社(京都市北区上賀茂本山)。
今は上賀茂神社の境外末社ですが、洛北・賀茂族のはじまりの地の最古の社(恩多社)とされます。
御祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)で、境内には猿田彦*1を祀る白髭神社が鎮座し、また古い「オンダ」名、さらには鳥居前に足腰の神様(下半身の問題や婦人病治癒)を祀る福徳神社*2が鎮座していることから、子孫繁栄を祈るアラハバキ的な社が原形であったと考えられます。
毎年5月中旬をピークにカキツバタが見ごろですが、今は青々とした葉っぱだけ。
神山(こうやま)や 大田の沢のかきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ
梅雨時期の初夏の今は、ネムの樹の花が、色合いを添えていました。
なお、大田神社あたりは、グルメの元祖・北大路魯山人(きたおおじろさんじん)の誕生地でもあります。
社家町を歩く
上賀茂神社の神職家を社家といいますが、社家の家並みが明神川のほとりに並んでいます。
明神川の流れに沿って社家町を西に進んで上賀茂神社にむかいます。
(訂正:最初の記事では、眺望する山を神山と紹介しましたが、方角的に神山ではありませんでしたm( )m)
上賀茂神社/立砂の謎。ヤタガラス考
上賀茂神社のシンボルでもある立砂(たてすな)
立砂はとぐろを巻いた蛇体をあらわすとされています(出雲伝承など)。
また、神山をあらわすともされています。
気になるのは二つあること。
あらためて確認したいですが、神山は本来、夫婦山であり、ワンセットで信仰されていた可能性があります。
景観と水豊かな地勢として、二山あるところ ヤタガラスと鴨(族) ありきですから。
ちなみに神山は現在、上賀茂神社の西端の駐車場付近から北の方向に見える三笠型の山とされています(京都市北区上賀茂神山。二山ではなく一山。本来の御神体山ではないという説があります)
有名な上賀茂神社中門。そばの岩上(がんじょう)から。
岩上とは、毎年斎行される賀茂祭(葵祭)の際、宮司は天皇勅使をここで蹲踞して迎えて祝詞を返すところ。
案内板には「岩上は神山とともに賀茂信仰の原点である」と書かれています。
新作でしょうか。はじめてみました。
奥さんがひとつ開けて、中吉でした。
上賀茂神社参拝後、大鳥居近くのおばんざいビュッフェ(上賀茂きりん)のお店でいただいた今が旬の京野菜 賀茂なす のフライが美味しくて、
帰りに、出町柳の出町桝形商店街のスーパーで、賀茂なすをひとつ、買って帰りました。
浅づけも美味しいですが、奥さんはフライにチャレンジしてみるとのこと。