ものづくりとことだまの国

縄文・弥生・古墳時代の謎。古神社、遺跡、古地名を辿り忘れられた記憶、隠された暗号を発掘する。脱線も多くご容赦ください

【京都東山】紅葉スポット一番人気【永観堂(禅林寺)】

京都東山の懐 #紅葉スポット 一番人気の #永観堂(#禅林寺)。シーズンには一時間待ちもザラなので、どうせならと、9時開門の一時間前から並んで見学してきました 目次 京都東山 紅葉スポット一番人気 永観堂 お堂巡りの紅葉 お庭巡りの紅葉 本文 京都東山 …

大和川まで早朝【熊野詣】20キロウォーキング【四天王寺~住吉大社~大和川】

ダイエットで始めたウォーキング。先々週から週末は大和川コースに。往復で20キロ超、まだ暗い早朝に出発して昼前に家に帰るロングコース。朝の景色を紹介します。 目次 四天王寺さん(家から2キロ) 天王寺駅 あべのハルカス(家から3キロ) 阪堺(はん…

【桂渕神社(2)】山の神のお社に飾られた大わらじとまさかり【山神 大山祇尊】【津軽各地の大人伝説】

青森県東津軽郡外ヶ浜町 #桂渕神社の二回目。隣接して #大山祇神(おおやまつみのかみ)を祀る #山の神 のお社。堂内には #蟹田川 上流域 から遷座した #山神様(磐座か?)。奉納物の #大わらじ と #マサカリ が目を引きました #大人伝説 目次 山の神のお社…

【桂渕神社(1)】沼の主・大蛇の言い伝えが御由緒【龍神樣と石神様】

津軽 #蟹田川 沿いの #桂渕神社。たまたま車で通りがかり朱い鳥居に惹かれて参拝。手入れの行き届いた御本殿には #龍神樣 と #石神様(陽石)の神像。集落に伝わる沼の主の大蛇の言い伝えが御由緒 目次 龍神様の社 桂渕神社 御本殿の様子 桂渕神社の言い伝え…

【アワシマサマ(後編)】巨大な男女一対の信仰のこん跡。古いアラハバキ的な死生観

中山山脈(#梵珠山脈)の #アワシマサマ と #胎内くぐり岩 は古くて巨大な#男女一対の信仰のこん跡。蝦夷と大和が対峙する中、文化や信仰が対立し、また、融合した歴史を垣間見ることができるのも #津軽 の魅力です 目次 転び地蔵、転じて、うなり地蔵 【よ…

【アワシマサマ(前編)】山から転げ落ちてきた地蔵様の正体は日本最大級の巨大陽石【津軽・前田野目 淡島神社】

津軽・中山山脈(梵珠山脈)山中の #淡島神社(前田野目山神社)。かつて地蔵堂があった山から転げ落ちてきた巨石は地蔵様と考えられていましたが、昭和初期に掘り返そうとしたところ5メートルを超える日本最大級の #巨大陽石 であったと判明 目次 前田野目…

津軽青森のじょっぱり気質が生んだ巨人化!?【五所川原市 立佞武多の館】

青森県五所川原市 #立佞武多の館(たちねぷたのやかた)。毎年8月4日~8日の5日間の夜に開催される立佞武多祭りの巨大ねぷた三基が展示されていました。青森市では #ねぶた 五所川原では #ねぷた。ちょっとした違いが大きな違い。これが #じょっぱり気質…

【松倉神社(2)】あの世(磐座)で絶景を眺め、この世(鳥居)に戻る

前回の続き。津軽 #松倉神社(松倉観音堂)#奥宮。#梵珠山 山頂近くの巨大な岩山は神霊が鎮座する #磐座。私たちのご先祖様と同じく東に #岩木山 #津軽平野 #日本海を一望する絶景に #あの世 を垣間見た気分になりました 目次 松倉神社 奥宮が鎮座する岩山 …

【松倉神社(1)】道しるべの観音さまに見つめられて山奥のお社に参拝【津軽三十三観音霊場・第二十五番】

江戸期に始まり盛んになった #津軽三十三観音霊場 めぐり、第二十五番札所 #梵珠山 #松倉神社 に参拝。山道の参道には三十三体の観音さまが並んでいました。山奥のたいへん古いお社の創建は飛鳥~奈良時代と伝えますが、それよりも古い磐座信仰の聖地であっ…

【津軽の北斗七星】伝説と史実のサカイ目。伝説の中の史実を探してみる。

五所川原 #立佞武多(たちねぷた)2013年作品『陰陽 梵珠北斗星』には古代史のビッグネームが続々登場(#阿部比羅夫 #坂上田村麻呂 #小野春風 #安倍晴明)征夷の鎮守府は北方交易で栄えた #津軽大里 の権益を守るため蝦夷の力を抑えるあらゆる努力を行ったよ…

津軽に横たわる大蛇と霊山に描かれた北斗七星のお話

津軽の伝承の中から、壮大な #津軽の大蛇 のお話。もうひとつ、津軽の霊山として中世〜近世に多様な信仰のメッカとなった #梵珠山 (ぼんじゅさん)を中心に描かれた #梵珠北斗七星 と #安倍晴明 の伝説 目次 津軽の三権現(陸奥の伝説より) 霊山・梵珠山に…

【靄山(もややま)】ピラミッド説もある美しい神奈備の山頂で古代妄想【脇元 岩木山神社】

北津軽 #十三湖 の北。日本海に面した山麓の南端の #靄山(もややま、標高152m)山頂に岩木山神社を勧請(お招き)した #脇元岩木山神社 が鎮座。市浦は #東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)の故郷でもあります。山頂で岩木山と日本海の景色を眺めなが…

【津軽富士】津軽平野の原景 さまざまな姿を魅せる岩木山【お岩木さま 】

津軽のシンボル #岩木山。#津軽富士 と形容されますが、津軽の信仰の根源 #お岩木さま でもあります。南東からは「山」の字、東~北東からはツノのあるオニ、北からは優美な女性の姿にも見えます。 目次 弘前城(天守)から 弘前市の田んぼから 海童神社から…

【東征神話の記憶】神戸沖から生駒の大鳥【天照山】を見晴かす

神戸ハーバーランドから明石海峡手前まで往復二時間のクルーズ。行きは #紀淡海峡 #淡路島 #明石海峡を一望。帰りには #生駒の大鳥(天照山)を見て古代妄想(神武東征)。初めて潜水艦(#無目堅間篭、まなしかたまかご)を見ました。#神戸ポートタワー #虹 …

土師氏と伏見の話(1)京都の伏見と奈良の伏見

例えば京都。京都盆地有数の名水・名酒で知られ、伏水が湧く地であることから #伏見 という名が生まれたというのが定説ですが、私は伏見の由来は #土師氏 ではないかと推理しています。 目次 土師氏と伏見(京都) 土師氏と伏見(奈良) 「伏拝、ふしおがみ…

【飛鳥の大鳥】お釈迦様の頭から生まれた聖徳太子と飛鳥時代

古墳時代に続く #飛鳥時代。事実上 #聖徳太子 の誕生によって生まれた新時代。斑鳩、白鳳、朱鳥…数々の神鳥が生まれた時代でもありましたが、どうして「あすか」と呼ばれたのでしょうか。誕生現場からの報告です 目次 飛鳥を「あすか」と呼ぶ理由 明日香から…

【橘寺】聖徳太子 御誕生の寺【日本のイエス、数々の聖蹟】

奈良県 #明日香村 #橘寺。#聖徳太子 の誕生地。イエス・キリストの約六百年後、厩(うまや)で誕生した日本の聖人の始まりの地らしく、伝承にもとづく数々の聖蹟が残されています 目次 橘寺(たちばなでら) 橘寺 太子の聖蹟が各所に残る境内 境内の花など …

【藤原京】さまざまな表情を魅せる見ごろの花畑【大和三山と秋桜】

一年ぶりの #藤原京 で見ごろの #秋桜(#コスモス)を見学。#大和三山 に守護された霊的配置に基づいて定められた、わずか十六年間の都。 目次 大和三山 藤原京のコスモス畑 本文 大和三山 去年はかなり遅い花畑でしたが、今年はちょうど見ごろ。 www.zero-p…

【布施戎神社】日本一の「えべっさん」に釣り上げられる「ぐるぐる目玉」の大鯛

摂津河内(大阪)と大和(奈良)を結ぶ古代のウォーターフロント・ものづくりの中心地であった #古代河内湖 の南岸。大阪市内からほど近い #布施(ふせ)の #布施戎神社 を参拝 #足代 # 網代笠 #菅笠 目次 布施戎神社 布施戎神社 境内 886年創建の都留彌…

【秋の訪れ】明け方の日と月と星のダンス【天津甕星】【香香背男】

今頃の季節、日の出前、東の天空に #明けの明星 が輝き、月とダンスしています。そんな景色を眺めていて #平田篤胤 がその正体を #金星 と解釈した #天津甕星 #香香背男 のことを少し考えました 目次 東の天空に輝く明けの明星 生駒の大鳥(天照山)と明けの…

【18年ぶりのV記念】大江神社の狛虎さんともう一人の守り神

ファンでない方には申し訳ないですが彗星なみのサイクル、18年ぶりということでお許しください。優勝を決めた9月14日の試合前 #タイガース の守り神 #大江神社 #狛虎さん にお参り 目次 2003年Vの時に再建・建立された狛虎 狛虎伝承(阪神タイガースの守…

【若宮商工稲荷神社(2)】狛犬さんのお口の中の勾玉

先日紹介した、大阪商工会議所(大阪市中央区本町橋)敷地内の #若宮商工稲荷神社。お口の中にあるという #勾玉 を確認しにあらためて参拝してきました #阿吽(あうん)#豊臣秀吉 #アラハバキ #古神道 目次 若宮商工稲荷神社 狛犬さん 狛犬さんのお口の中を…

天空に現れる龍神さまや火の鳥【雷・稲妻】稲作弥生時代の利用法

昨夕は全国的に雷雨が発生していた模様。夕方ウォーキングで雷。光る夜空を眺めていて #高鴨神社(奈良県御所市鴨神) 宮司さんが #鴨族 に言及されていたことを思い出しました #稲妻 #宮沢賢治 目次 龍神さま 火の鳥 花火 稲作弥生時代の雷利用法 本文 夕方…

【地蔵盆】行く夏来る秋。季節の境目に想う【継承された道祖神の信仰】

蓮の華が描かれた提灯に明かりが灯る #地蔵盆。お供えをして地域の子どもたちの安全と健康を祈願。虫の声も賑やかに、朝夕の風と雲と光に秋の気配 #道祖神 #サイノカミ 目次 夏と秋のせめぎ合い 光と雲が描く一期一会のデザイン 地蔵盆 本文 夏と秋のせめぎ…

【若宮商工稲荷神社】口に勾玉を含みイカれた目のユニークな狛犬さん【五代友厚】【豊臣秀吉】

オフィス街にある #大阪商工会議所 敷地内の #若宮商工稲荷神社。歴代会頭のそばの階段奥にひっそりと鎮座。他で見たことがないユニークな #狛犬さんは一見の価値 #五代友厚 #豊臣秀吉 目次 五代友厚公の像 若宮商工稲荷神社 個性的な狛犬さん 境内と御本殿 …

【2023祇園祭】前祭・山鉾巡行の朝の境内【京都 八坂神社】

立秋が過ぎ残暑見舞いの季節になりましたが、一ヶ月前の盛夏に行われた今年の #祇園祭(前祭)。#山鉾巡行 当日朝の #八坂神社の風景。手水舎には華が溢れ舞殿には御神霊を載せた三基の神輿 目次 京都 八坂神社 祇園祭 きゅうり封じ 御神霊を載せた三基の神…

東の太陽、西の月

毎朝のウォーキングで眺める #東の太陽と西の月。毎朝、雲や空色の違いを楽しんでますが、少しでも陽が高くなると日差しが強烈で暑くなるばかり 目次 東の太陽、西の月 幽霊の正体? 月の雫で目覚め太陽の光を浴びて咲く 本文 東の太陽、西の月 一昨日。難波…

暑中お見舞申し上げるぞ! by ひでよっさん【元気玉をプレゼント】

いつも見ていただきありがとうございます。#暑中お見舞い申し上げます。毎朝夕の大阪城ウォーキングから、夕景と #秀吉公(ひでよっさん)から #元気玉 のプレゼント 目次 暑中お見舞い申し上げます 暑中お見舞い申し上げるぞ 本文 暑中お見舞い申し上げます…

【天神祭奉納花火 2023】大阪上町台地の一番高い所から見物

実に四年ぶりに開催された #天神祭奉納花火(7月25日)。大阪 #上町台地 で一番標高の高いところ(30メートル)から花火見物。#大阪城 目次 天神祭奉納花火 2023 標高三十メートルの上町台地の一番高いところから花火見学 本文 天神祭奉納花火 2023 今週の25…

故郷の【毛馬】を詠む歌人【与謝蕪村】の郷愁

淀川が大阪に分岐するところの毛馬(けま、大阪市都島区)。長~い堤防の上に #与謝蕪村 生誕地の句碑。#春風や堤長うして家遠し。近くの #淀川神社 絵馬には蕪村の有名な一句。#菜の花や月は東に日は西に 目次 春風や堤長うして家遠し 「蕪村礼賛」の石文 …